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Author:はしもと
ユーザインタフェース系のお仕事をしてます.関心領域は画像処理,拡張現実感,ヒューマンコンピュータインタラクション,エンタテインメントコンピューティングあたり.モノ書きもやってます.

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工学ナビの中の人 はしもとのブログです. いろんなコトを研究的,工学的な視点で見つめます.
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錯覚デバイスとその安全性
 Virtual Reality(VR)を製品として積極的に開発している,「ソリッドレイ研究所」という会社があります.産業用バーチャルリアリティ展ではいつも会場入ってすぐのところにブースを陣取っていて,この業界の「顔」的な存在です.超有名.

で,そこの新製品のはなし. (先月のニュースレターより)

■ セーフマスター
 http://www.solidray.co.jp/product/newpro/safe.html

 ディスプレイに表示された仮想物体を,あたかも自分の身体の一部であるように感じる錯覚を応用した商品.仮想空間の労働災害でCGの手が切断される立体映像を見せて,あたかも自分の手を失うような“錯覚”を誘発させることでユーザーの安全意識を高める,というもの.

手が切断されるCGがえらくシュールです.怖いです.
いや,怖くないと安全意識にうったえるものにならないのですが.

danger_machine.png

しかしこの路線の研究は慎重にやらないと怖いなと思います.

意識的な想像,あるいは錯覚による想像が,感覚とリンクしたときに現実と同等の生理現象が発生することってありますよね.例えば,

「梅干を想像すると唾液が出る」(実際そうなる)

「被験者にアイロンが熱を放っている様子をみせたあとで目隠しをさせ,アイロンと同形状のただの鉄板を肌にあてるとアイロンが肌に当たったと錯覚し,肌に火傷のような反応の痕がのこる」(むかしTVでやってた)

「死刑囚に『今から手首を切って失血させる』と予告し,目隠しをさせて,肌にナイフのようなものを触れさせたあとでその箇所にただの水をちょっとずつ垂らしていくと,出血したと錯覚し,ショック死する」(うそ臭いが,納得のいく話ではある)

というようなコトです.
つまり何が言いたいのかというと

「身体が損傷する仮想体験をして,身体になんらかの悪影響が起こりうるのではないか?」という心配です.冷や汗程度ならいいかもしれませんが,気分が悪くなったり,心理的に「怖くて作業できない」なんてことになったりしたら本末転倒です.


もちろんこのアイデア自体は大変有益であると思うのですが,
“不快感を得る装置”には違いないのでちょっと心配です.

他に使い道はないでしょうか.
…そうですね,「愛犬に噛まれる」のをVRで体験するとかどうですか.

danger_dog.png


この記事に対するコメント

こういう物の普及はやはりエロでは?
【2006/06/03 16:44】 URL | なすけ #PVFrFR5g [ 編集]


>なすけさん
そりゃもう,テクノロジーの普及には「エロ」か「戦争」ですよ。
技術者倫理に反しますが。
【2006/06/04 04:25】 URL | なおき #F54KmX5Y [ 編集]




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