fc2ブログ
 カレンダー

05月 │2023年06月│ 07月
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

 プロフィール

はしもと

Author:はしもと
ユーザインタフェース系のお仕事をしてます.関心領域は画像処理,拡張現実感,ヒューマンコンピュータインタラクション,エンタテインメントコンピューティングあたり.モノ書きもやってます.

 工学ナビ

工学ナビは工学系の技術のチュートリアルを扱うサイトです.

 作ったもの

 Twitter

 

 天気予報


 ブログ内検索

 カテゴリー

最新コメント

 RSSフィード

 リンク

このブログをリンクに追加する




工学ナビの中の人 はしもとのブログです. いろんなコトを研究的,工学的な視点で見つめます.
EC2006に行ってきました(先週)
 遅くなりましたがレポートです.最近更新する暇があまり作れないんですよ….

EC2006の様子
 一応「学会」なので,参加費とられました.予稿集とDVDがついて事前登録で9000円.高いけどDVD付きだからなんとなく許せてしまう….ムード的には普段参加している学会(SICEとか画像電子学会)に比べるとかなりゆる~いムードでした.学術的な要素よりもホントに「こんなの考えてみました」的な要素のほうが多かったです.「誤差はどのくらいですか」「処理速度はどのくらいですか?」みたいな厳しい質問が飛んだりしないので,面白いアイデアを思いついたら気軽に投稿してみたい雰囲気でした.発表しに行くには意外と穴場かも?

 個人的に『萌え木』の発表はやばかったと思う(笑 発表中に「このほうがより萌える」「妖精タソ」などの文字・発言が飛び交う学会はECをおいて他にないんじゃないだろうか.素敵です.


インタラクティブ東京(iTokyo)とバーチャルリアリティコンテスト東京予選(IVRC)

 2つのイベントが科学未来館の一階のフロアで同時開催でした.会場の境目はなくシームレスに行き来でき,ぶっちゃけどこからどこまでがiTokyoなのかIVRCなのかわからなくなってる状況でした(良い事ですが).IVRCで一番よかったのが東大の「COGAME」.プロジェクタで床に「道」を投影することで,カメのロボットをゴールまで導くというもの.技術的なアプローチも良かったので投票しました.来年は個人部門とかで出場したいなぁ.

 iTokyoでよかったのが筑波大学の「物まねロボットハンド」.カメラ画像から人の手形状の認識を行い,実時間でロボットハンドに同じポーズをさせるというもの.ロボットハンドがターミネータばりにいい動きしてました.また,昨年のIVRCで出ていたパウダースクリーンによる魚釣りゲーム(東工大)の展示もあり,いろいろ遊べて面白かったです.


■会場にはあの人が

 この分野では有名な人がいろいろとお目見えしていました.まずEC2006のほうでは「ぷよぷよ」の開発者,米光一成さんの発表がありました.氏については,ゲームの本質について議論されているのをネットで見て知っていたし,なにより発表タイトルの「ゲームの本質とそれ以外の部分-ルイージ要素-」というのが気になったので発表を聴講しました.ゲームの本質である「ルイージ要素」が「ルール」「インタラクティブ」「ジレンマ」であると言われたときには「その略かよ!」と唖然としましたが,最近の大作ゲームに多い「それ以外の部分(音楽・映像など)」の肥大化についての指摘には同感でした.

 そしてIVRCのほうではメディアアーティストの岩井俊雄さんに遭遇! お子さん(ロカちゃん)をお連れだったのでお話しできたのはほんの一瞬でしたが,お会いできてうれしかったです.iTokyoのほうでは岩井さんのモルフォビジョンの新バージョンが展示されていました.あれは何度見ても凄いシロモノです.

 特別講演では,羽生善治さんの「将棋と遊び」,ぜんじろうさんの「ロボットと笑い」がありました.羽生さんはぜんぜん年とった感じしないですね.記憶のなかの羽生さんと一緒w 講演に便乗して本の販売が行われ,その場でサイン会が行われていました.うまい商売.ぜんじろうさんは最初は普通に論文を投稿して通常の発表を行う予定だったらしいのですが,それに気づいたスタッフが急遽「特別講演」にしたとこのこと(予稿集に論文が収録されてました).「ロボットと笑い」の「発表」のあとにはお笑いロボットぱぺじろうとの漫才もあって面白かったです.ぜんじろうさん曰く,"来年はお笑いにおける「空気」の正体を解明し,また発表します!"とのことでした.楽しみです.


 いろいろな展示・発表を聞いて「こういうやり方・考え方・見せ方もアリなんだな」と思いました.今後の研究のやり方にちょっとは広がりが持たせられるといいなぁ.よし,来年はぜひ発表の方向で.


この記事に対するコメント
いまさらながらコメントを・・・
IVRCでちょっと思ったことは,観客の人気が高くても優勝するとは限らないんだなぁ,ということですね.
その辺はちゃんと審査されているのでしょう!

IVRCの個人部門なんかはぜんぜんアリだなとも思いましたw
【2006/10/01 21:54】 URL | hiro #Hj1FNbYI [ 編集]


じゃあ来年あたり個人部門でなんか出してみましょうか~
【2006/10/04 09:45】 URL | なおき #- [ 編集]




この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://kougaku.blog28.fc2.com/tb.php/194-fb2073f4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)