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Author:はしもと
ユーザインタフェース系のお仕事をしてます.関心領域は画像処理,拡張現実感,ヒューマンコンピュータインタラクション,エンタテインメントコンピューティングあたり.モノ書きもやってます.

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VR学会に行ってきました
19日~21日の3日間,特急で通いました (北九州-博多間).
疲れましたが面白楽しい3日間でした.
発表を聞いて感じたことをテキトーに書いてみます.長文スイマセン.

vr_conf2007.jpg

■ 視覚と触覚の関係

 これは興味深い話です.

 複合現実感の技術を使って実物体にテクスチャ(CG)を重畳表示させた状態でその実物体を触ってみると,その実物体本来の質感ではなく,表示されているCGの質感を感じてしまう,という不思議な現象が確認されおり,それに関する発表がいくつかありました.

 要は「視覚の刺激にひっぱられて触覚がだまされる」ということらしいですが,この詳しいメカニズムについてはまだ明らかになっていないそうです.視覚と触覚の不一致の許容幅みたいなものがあるようで,からなずしも視覚にだまされるわけでもないようです.そもそも人間の指先は0.1mmを感じることができるほど敏感だとか.

 この現象を利用して,工業製品の試作段階でラピッドプロトタイピングの技術で作られたモックアップに擬似的に質感を与えてその使用感を評価,という応用を考えているそうです.なるほど.田村先生らの熱い議論で会場が多いにわき,面白かったです.


■ ARにすることの意味

 AR(拡張現実感)技術を応用したシステムについての発表がいろいろとありましたが,その中で共通して気になった「会場からの質問」がこちら.

 ・ARを使うことの利点はどこにあるのでしょうか? ○○を使う方法でも十分だと思いますが?
 ・ARを使った提示手法のほうがココが良くなった,などの評価はされましたか?


AR技術を使うに至るなんらかの「必然性」がないとダメなんですよね.AR技術はわりとハードウェア構成が派手になりがちですから,果たしてその目的にそこまでやる必要があるのか?というコトについては冷静に議論すべきです.まぁこれはARに限った話じゃないんですが.

AR技術は確かに面白い技術ですが,なんでも闇雲にARアプリケーション化すればいいってものじゃないという話ですね.そう考えると「電脳コイル」に出てくる技術はあんまし必然性がないな,と思ってみたり.現実の世界でAR技術がなかなか実用化されないのは単純にニーズがないから?

余談ですが,ARToolKitはみんな当たり前のように使ってますね.まさに業界標準(笑)


■ デモ展示が面白かった

 実物を見るっていうのは大事ですよ.VRの研究というのは五感の提示がメインですから,論文を読むだけじゃダメダメで,実際に見てみないと,触ってみないと,感じてみないとわからないものだらけです.

バーチャル解剖模型
 マネキンにプロジェクタから投影された臓器のCGが表示されます.視点を変えるとその方向から見た臓器が見えて,マネキンを裏返すと裏側の臓器が見えます.わかりにくい臓器の位置もこれでばっちり把握!というわけですね.論文を読んで知っていたので実物が見れて貴重な体験でした.

EmiTable
 見た目はテーブル型のディスプレイ(下からプロジェクタで投影するタイプ)ですが,ドットマトリクスがついた「受信機」をそのディスプレイ面上に置いてみると,置いた場所によってドットマトリクスに表示される文字が変わります.
 シカケはプロジェクタから投影される映像にあります.映像のピクセルごとにメタ情報が埋め込まれており,それを時分割で高速に送信しているのです(人間の目には見えません).受信機ではフォトセンサによってその光を読み取っています.いわゆるリモコンで行われている光通信を,プロジェクタという可視光で(ピクセル単位で)やっているわけですね.

3Dアバターのオーサリングツール
 3次元ペン型デバイス「Phantom」を使ってバーチャルフィギュアのポージングと動きのデザインができるツールのデモ.Phantomの力覚提示機能を使って,関節を無理に曲げようとしてもそれ以上はいかないようにフォースフィードバックされます.Poser使ってて「指曲げすぎた!」なんてことがよくあったので力覚提示のこういう使い方はいいですね.あんまり視点をぐりぐりいじってたら「ちょwパンツ見えますよ!!w」て言われたw

ほかにもいろいろ興味深いものはありましたが割愛させていただきます.


そんな感じでした.
さて.次はIVRCか.オラワクワクしてきたぞ!


この記事に対するコメント

最初の触覚の錯覚は面白いですね.
車酔いとかと同じ原理なのかな?
視覚の動きと平衡感覚で感じる動きにずれが生じて酔うように….
熱そうなテクスチャをつけてるものを急に近づけられたら,うわぁ!ってなるようなものかな(違
【2007/09/26 05:42】 URL | hiro #- [ 編集]


書き忘れた.

>3Dアバターのオーサリングツール
じゃあ,なぜパンツ見えるモデルを使っているのかと小一時間(ry
ジーンズとかパンツルックのモデルにすればいいのにw
【2007/09/26 05:47】 URL | hiro #Hj1FNbYI [ 編集]


>hiroさん
>熱そうなテクスチャをつけてるものを急に近づけられたら,うわぁ!ってなるようなものかな(違

多分それはあると思いますよ.発表では,表面の粗さ感覚について言及されてましたが,質感の要素のなかに「温度」も入ってたので今後研究されていくのだと思います.

>じゃあ,なぜパンツ見えるモデルを使っているのかと小一時間(ry
そこツッコむなw
【2007/09/27 21:35】 URL | なおき #F54KmX5Y [ 編集]




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