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はしもと

Author:はしもと
ユーザインタフェース系のお仕事をしてます.関心領域は画像処理,拡張現実感,ヒューマンコンピュータインタラクション,エンタテインメントコンピューティングあたり.モノ書きもやってます.

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工学ナビの中の人 はしもとのブログです. いろんなコトを研究的,工学的な視点で見つめます.
ARToolKitのマーカ
■実はカラーもOK

特集記事「ARToolKitを使った拡張現実感プログラミング」のほうで間違いを見つけてしまったのでご報告.

「ARToolKitで使われるマーカのパターンは,
 モノクロで,正方形で,黒い太枠があるものを使用します.」

と書きましたが,正しくは

「ARToolKitで使われるマーカのパターンは,
 黒い正方形の太枠の中に,白黒またはカラーの図案があるものを使用します.」

です.モノクロだけじゃなくてカラーもいけます.
ごめんなさいごめんなさい(あとで訂正しておきます).

公式ページ眺めてたらもろに 「Then create a black and white or color image of the desired pattern that fits in the middle of this square and print it out.」 という一文がありました.

どうもご迷惑をおかけしました.

color_marker.png

こんな感じで色による識別もできます.


■ARToolKitのパターンファイル

パターンファイルのフォーマットは実は結構シンプルでして,マーカを撮影した画像から
パターンの部分だけをサンプリングして,16×16画素のRGBカラー画像として4方向分
保存しているだけです.(16はAR_PATT_SIZE_X,AR_PATT_SIZE_Yで定義されてる)

パターンファイルをテキストエディタで開いてじーっと眺めてるとパターンが見えてきますよ(笑)
赤とか青のような単色でマーカを作成して,データを眺めてみると顕著にわかると思います.


■色つきのマーカを使う上での問題

カラーのマーカは,カメラやプリンタの色特性(色再現性)が認識性能に
もろに影響してしまうという問題があります.

同じ色でもカメラによって映り方が異なりますので,パターンファイルを作成したカメラと
実際のアプリケーションで用いるカメラが違うとうまくいきません.プリンタについても同様.
光の当たり方によっても色は変化します.

そんなわけで色付きのマーカはちょっと扱いづらいです.

自分の眼が見ている赤色と,他人の眼が見ている赤色はきっと同じじゃないんでしょうね.


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