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Author:はしもと
ユーザインタフェース系のお仕事をしてます.関心領域は画像処理,拡張現実感,ヒューマンコンピュータインタラクション,エンタテインメントコンピューティングあたり.モノ書きもやってます.

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工学ナビの中の人 はしもとのブログです. いろんなコトを研究的,工学的な視点で見つめます.
遂にFlash版ARToolKitが登場!
いよいよ来るとこまで着ちゃいましたね.

さくーしゃのブログ : ARToolKit を Flash に移植したよ。
http://saqoosha.net/2008/05/16/665/

A虎さんが作成したJava版ARToolKitこと「NyARToolkit」を,さくーしゃさんが
Flashに移植されました.ちなみにソース公開されてます (大元はGPLですしね).
※A虎さんご報告ありがとうございました!

こういう展開があるのはオープンソースならではですね.

* * *

さて,WEBカメラと,紙に印刷された寸法既知のマーカさえあれば,ブラウザ上で拡張現実感を
体験できるわけでして,3Dモデルをダウンロードしたり,専用のソフトウェアをインストールをしたり
ってことは必要ありません.かなり手軽ですね.

僕らの生活でARがすぐに役立つシチュエーションというのは,商品のサイズや色,そして
形状を直感的に把握したいときなんじゃないのかな,と思っています.具体例を挙げると
部屋の模様替えシミュレーションとか,家具配置シミュレーションですね.

例えばネットで「この家具買いたいなー.でもウチに置けるかな」なんてときに商品の横に
「自分の部屋に合成してみる(WEBカメラ使用)」なんてボタンがあって,そいつをポチると
ブラウザ上で,自分の部屋を撮影した映像にバーチャルな家具がオーバーレイ表示される
という具合ですね.メジャーで測ったりとかそういう手間はなし.

大きさだけでなく,裏側はどうなってんのかな?という具合に全体の形状をいろんな
角度から見たいときもままあるので,そういうときにもAR表示は便利ですよね.

ネットでの買い物が多いので,Amazonあたりにそういう便利なボタンがついてくれる
とヒジョーに嬉しいなーと思ってます.


この記事に対するコメント

こんにちは。

毎回宣伝依頼みたいな報告ばかりですみませんw

>この家具買いたいなー.でもウチに置けるかな
そうそう、こんな使い方なら今すぐにでも出来そうですよね。
これがきっかけで、IT企業がAR興味をもってくれればいいな~。

仮想物体をネットからダウンロードしてみるのが当たり前になる日は、結構近いのかもしれませんね。
【2008/05/17 11:11】 URL | A虎@ #- [ 編集]

>A虎さん
毎度どうもありがとうございます.A虎さんたちの議論を見ていると,こちらも研究者としてうかうかしていられません(笑)

>>この家具買いたいなー.でもウチに置けるかな
>そうそう、こんな使い方なら今すぐにでも出来そうですよね。
>これがきっかけで、IT企業がAR興味をもってくれればいいな~。

ほんと,仮想世界とかセカンドライフとか言ってる場合じゃないんですよ.
僕らが向こうの世界に行くんじゃなくて,現実空間を主体にして,
デジタルな情報を「こっち」側に持ってくる技術が必要なんです.
そうでないとまた新たにデジタルデバイドを生み出すだけですからね.

拡張現実感だったり,タンジブルインタフェースとか実世界指向インタフェースという枠で
研究はされているものの,なにかこう,ベタに商用に持っていった例が少ないんですよね.
不動産とかそういうところでニーズはあるはずなのに.
【2008/05/18 01:24】 URL | なおき #F54KmX5Y [ 編集]


>なおき さん

こんにちは。
コメントちょっとアレだったので訂正しますw

>僕らが向こうの世界に行くんじゃなくて,現実空間を主体にして,
>デジタルな情報を「こっち」側に持ってくる技術が必要なんです.
>そうでないとまた新たにデジタルデバイドを生み出すだけですからね.

デジタルデバイドを解決する技術というのは初耳でした。「あっち側からこっち側」みたいなのはなんとなく感じてたんですが。
とりあえずはARToolKitを使える人を沢山増やして、あっち側とこっち側の扉?を沢山作ってみたいですね。あっち側が身近になれば、自然とそこから何かを取り出そうとする人も出てくるでしょうし。魔法みたいですね、ホントに。
【2008/05/18 13:32】 URL | A虎@ #mQop/nM. [ 編集]


こんにちは.

ARToolKitを使った家具の配置シミュレーションといえばこんなのがありました.
インタラクティブMRインテリアデザイン
http://chihara.aist-nara.ac.jp/people/2001/yu-i/research/intex-j.html
http://chihara.aist-nara.ac.jp/public/research/thesis/master/2003/ishikawa0151006.pdf

照光条件によって仮想家具のライティングも動的に変化するみたいです.
【2008/05/21 14:20】 URL | おざき #yl2HcnkM [ 編集]

>おざきさん
どうもこんにちは.
先日はお邪魔いたしました:D

>インタラクティブMRインテリアデザイン
そうなんですよ! 実を言うと,昔この論文見て以来,これが一番すぐに実用化できるし役に立つよねーとずっと思ってて,ことあるごとにARの実用例として「家具配置シミュレーション」を挙げてるんですよ.携帯で動いたらとても便利だし.でもなぜか実用化の兆しがない(?)んですよね.おかしい.
【2008/05/21 14:32】 URL | なおき #F54KmX5Y [ 編集]


こんばんは。
家具システム、とりあえずPDAで動く奴をでっち上げてみようかなーとは思ってます。何時になるかはわかりませんが…。出来たらまた遊びに来ますw
そうそう、Flash版既にはちゅねみくが降臨してますね。通販ボタンもすぐそこかも?
【2008/05/23 01:53】 URL | A虎@ #mQop/nM. [ 編集]

>A虎さん
>デジタルデバイドを解決する技術というのは初耳でした。「あっち側からこっち側」みたいなのはなんとなく感じてたんですが。

いや,あくまで僕の考えですけどね.
キーボードとかマウスから解放されよう! じーさんばーさんでも使えるもっと直感的なインタフェースを! という思想のもとに,HI(ヒューマンインタフェース)とか,HCI(ヒューマンコンピュータインタラクション)の分野の人たちがあれこれアイデアを出してて,その分野にARも片足突っ込んでるという感じですね.

>家具システム、とりあえずPDAで動く奴をでっち上げてみようかなーとは思ってます。
おお!期待してます.研究者的には,「実物の家具をてきとーに撮影するだけで3Dモデルができちゃう」技術とセットにすると,いい感じの論ぶ・・・へくしょん.

>そうそう、Flash版既にはちゅねみくが降臨してますね。通販ボタンもすぐそこかも?
あれすごいですね.研究者的には,「通販サイトにARボタンを実装するためのオーサリングツール」とセットすると,どこかの組織から予さ・・・・へくしょん.
【2008/05/23 07:37】 URL | なおき #F54KmX5Y [ 編集]


まさにそういう論文を書いてる私からすれば、その流れは恐怖でしかない
【2008/05/23 08:53】 URL | #3ZJbkwrQ [ 編集]

>#3ZJbkwrQさん
>まさにそういう論文を書いてる私からすれば、その流れは恐怖でしかない

まったくです(笑・・・えない) 
ここ最近行われているARToolKit移植祭も,書き方次第で論文になってしまうわけで
戦々恐々としてます.
【2008/05/23 09:01】 URL | なおき #F54KmX5Y [ 編集]


先日は発表が聞けずに残念でした....ぜひまた来てください!

>ARの実用例として「家具配置シミュレーション」
現状ではシステムを設置しているモデルルームみたいな特定の場所でしか
実現できそうに無いから流行らないのかもしれませんねぇ.
家具配置となると,やっぱり自分の部屋のイメージで決めたいじゃないですか.
もう一ひねり必要なのかも.

その点でいうと,なおきさんが言うように携帯みたいなみんなが持ってるデバイスで
動くようなサービスになれば,一気に広まる可能性はあるかも?
【2008/05/26 15:58】 URL | おざき #yl2HcnkM [ 編集]




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