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はしもと

Author:はしもと
ユーザインタフェース系のお仕事をしてます.関心領域は画像処理,拡張現実感,ヒューマンコンピュータインタラクション,エンタテインメントコンピューティングあたり.モノ書きもやってます.

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工学ナビの中の人 はしもとのブログです. いろんなコトを研究的,工学的な視点で見つめます.
中学生のころに影響を受けた本
「三つ子の魂百まで」はさることながら,10代という思春期に経験したことや
読んだ本も今の自分に多大な影響を与えていることは間違いない.
僕が10代のころに影響を受けたのは数学心理学の本だ.

 中2のときに実用書のコーナーで出会った「数学のことがわかる事典」という本は中学ではお目にかかれないΣ記号がでてきたり三角関数の話が身近な事象と関連づけて書かれていて,3日本屋に通い立ち読みした挙句,結局買った.(そして現在紛失したw)
 その本には数学の本質たる部分(本来の面白さ)がちゃんと書かれていて,中学生ながら高等数学って面白いなぁと思った.まぁ多少はませてた部分もあったかもしれませんけど.ちょうど数学者の秋山仁を知って崇拝してたのもそのころだから,僕の"数学観"は中学のころに育ったんだと思う.中3の時の数学教師の教え方がうまかったのも幸いした.

 その後高専にいってからは公式覚えたり計算ばっかりの数学をやらされたのでガッカリした.成績は悪くなかったので大学編入の推薦がもらえたのだが,面接試験で出されたn次微分方程式が解けず,面接官に『数学の成績が良いのは過大評価ですか?』みたいなことを言われ『公式覚えたり計算は苦手ですが,式の本質的な意味だとか面白さは好きです』と反論し,「微分積分のここが面白い」ってところを必死に弁明したのを覚えている.

 もうひとつ10代の頃に影響を受けた本は,樺旦純の心理学の本だ.この人の本はコミュニケーションにおける実践的な例をまとめた本が多い.学問的ではなく感覚としては雑学書である.この人の本で心理学が好きになり,ロジックやパラドックスといった分野も趣味の範囲でやるようになった.心理学の本については今年面白い本を見つけたのでいずれ紹介したい.

 僕はあくまで興味で心理学の本を読んでいるが,実際のところ心理学は工学と無縁ではない.

 画像やVRに関わる研究をしていると視覚心理学という形で関わってくる.VR学会に行くとちゃんと心理(視覚・聴覚・触覚・力覚・前提感覚)というセッションがある.またロボットやマンマシンインターフェース,おそらくは義手・義足を開発している人も心理学に縁があるはずだ.

 なにも学問的にとらえなくても,ブログを書いたり,プレゼンのパワーポイントを作ったり,人に何かをお願いするメールを書いたりするときなど,心理学の知識を活用できるシチュエーションはいくらでもある.だから面白い.


数学と心理学というずいぶんカタい話になってしまったが,
漫画もしっかり今の自分に影響を与えている.

   ドラゴンボールで出てきたスカウター

あれがなかったらいまごろVRの研究などしていないだろう.


この記事に対するコメント
自分に影響を与えたものかー
うーん,何かあったような気がしますが…
忘れてしまった!w
自分のlog(特に外部記憶として)とらなきゃいけませんねorz
【2005/11/15 04:38】 URL | hiro #Hj1FNbYI [ 編集]


>hiroさん
忘れる程度でしたら大した影響は受けてないと思いますよw
僕の場合は作品だとか本だとかにすぐ影響されるんですけど.
【2005/11/15 18:52】 URL | なおき #F54KmX5Y [ 編集]




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