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Author:はしもと
ユーザインタフェース系のお仕事をしてます.関心領域は画像処理,拡張現実感,ヒューマンコンピュータインタラクション,エンタテインメントコンピューティングあたり.モノ書きもやってます.

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工学ナビの中の人 はしもとのブログです. いろんなコトを研究的,工学的な視点で見つめます.
2005アジアデジタルアート大賞展を見てきた
アジアデジタルアート大賞展
福岡にお住まいの方に耳寄りな情報です.
12月2日(金)~12月11日(日)の期間,天神のイムズで
「2005アジアデジタルアート大賞展」 なるものをやっています.

2005アジアデジタルアート大賞の公式サイト
イムズ 2005アジアデジタルアート大賞展
 ※第2会場として福岡アジア美術館でもやっています.
  こっちは期間が12月9日(金)~12月18日(日)

というわけで日曜日にイムズに行って見てきました.
展示会とは言っても非常に小規模なフロアでつつましくやっていました.

 内容はインタラクティブ部門の作品4点の実物展示と,実物展示されていないインタラクティブ作品の紹介ビデオの上映,そして動画作品の上映でした.いずれも受賞作品です.

イムズにおいて実物が展示されていたインタラクティブアート
 【独りヒップホップマシン】 梶原 祥平(九州大学大学院)
 【MIRROR】 ham02(FLUR/Seoul National Univ、韓国)
 【歓字】 義高 亙(山形県立新庄養護学校)
 【theStrings♭ 木音】 藤木 淳(九州大学大学院)


 最近はインタラクティブアートのほうに興味が偏っているので映像作品は適当にしか見ませんでしたが,規模的に入場料400円はちょっと高いかな,と思いました.でも日常的にこういうものに触れる機会はあまりないので(デジスタを日常的に見てる人は別ですが),お買い物ついでに時間と400円を出す余裕のある人は行ってみる価値はあるかも.公式サイトにもある程度は動画が置いてありますが.

 ダイジェストDVDが2000円で販売されていますが,上位作品に絞られて収録されているので注意してください.例えば,会場で上映されていたview rise(後藤映則)の解説映像などは入ってませんでした.ただしDVDに収録されている上位作品の映像は,会場で上映されているものと同じです.


DVD
というわけで400円払ったら全部ちゃんと見ていったほうが吉です.
DVDはお高いのでどうしても欲しい人だけどうぞ.
僕は記念に,というか資料用に買いました.



さて.

 展示されていたインタラクティブアートのなかで個人的に一番面白かったのが「theStrings♭ 木音」という作品です.この作品は「これがインタラクティブアートだよ」と人に紹介するのに非常にわかりやすい作品です.箱の中のマイクに向かって声を出すと,その音の高さや長さに応じてCGの樹木がニョキニョキと生成されます.鑑賞者の行為が作品に反映され,鑑賞者はそれを見て楽しむ,という点がインタラクティブ(双方向性)なんですね.

theStrings♭ 木音
theStrings♭ 木音

ところでこの作品について調べてみたら,普通にVectorにおいてありました.さらに作者の藤木淳さんの個人サイトも発見.インタラクティブ系のデザインが専門の方で,サイトには動画や遊べるソフトがいろいろ置いてあって非常に楽しめます.是非ご覧ください.

 → 藤木淳さんのサイト



・・・・ん? このソフトは・・・

「殺し合い」

宝永噴煙禄」ってこの人が作ったのか!!!


(内輪ネタ)
 「宝永噴煙禄」とは,3年前,卒論追い込み時期にあった我が研究室の学生達を夢中にさせた対戦型オンラインゲーム.侍や忍者に扮したキャラクターを操り,相手を滅多切りにするという殺伐とした空気が病みつきになる素敵ゲーム.通称「殺し合い」.当時「殺し合い禁止令」が発令されるほど中毒者が出たことはもはや伝説になっている.

※自分もやりましたが無意味にハマリます.
 忍者ゲーム「天誅」の対戦プレイのようなゲームです.


この記事に対するコメント
theStrings♭ 木音
「theStrings♭ 木音」,IVRC岐阜本選の別会場で展示されていたのを拝見しましたが,確かに展示作品の中で体験者にわかりやすい作品だったと思います.

あと,作者の藤木淳さんともお話したのですが,僕の拙い質問に対しても丁寧に答えてくださって,非常に嬉しかったという記憶があります.

それにしても,ベクターでダウンロードできたんですね.>「theStrings♭ 木音」
知った途端ダウンロードして遊んでみました!!
【2005/12/07 04:51】 URL | dandelion #lA.wbPnA [ 編集]


>dandelionさん

うわぁそれはうらやましい限りです. >作者の藤木淳さんともお話したのですが
作者さんと直接話せる機会ってなかなかないですからね.
やっぱり自分から動いていろいろ見に行く努力を惜しんではいけませんね.
来年は今年の倍いろいろ見に行こうと思います.(自分も参加する方向で)
【2005/12/07 05:01】 URL | なおき #F54KmX5Y [ 編集]


手作りUSB本買っちゃいました。アマゾン届くの遅すぎorz...
これで勉強してみまっす。無線まではなんとなくわかりますが、、、PSPで制御ってすげーっすな。PCを鯖化するんです?
【2005/12/07 21:47】 URL | 警備員 #FCbMmv32 [ 編集]


>警備員さん
おっ同志さんきたー.USB本に書いてあるネットワークカメラの応用としてリモートロボットを考えました.ロボットが鯖ってもなんだか奇妙ですが,あいだに中継PC(鯖)をつくるよりコスト低いかな,という考えです.
【2005/12/07 23:40】 URL | なおき #F54KmX5Y [ 編集]


宝永ネタが載ってる(笑).2月は研究室に「殺し合い禁止」という張り紙がしてありましたね.忍者(伏)で他人の死体に潜んで近づいたところを襲うのが痛快でした.
しかし,なおき君はちょっと見ない間にいつのまにか芸術系の方に行ってしまいましたね.
【2005/12/13 17:30】 URL | take away #y21H5Weo [ 編集]


>take awayさん
ぬあー 殺し合いメンバー自ら光臨されるとは・・・
2年前に忍者に散々追いまわされた件は忘れていませんよ ヽ(`Д´)ノ

>ちょっと見ない間にいつのまにか芸術系の方に行ってしまいましたね

芸術系にいっちゃってるのは岩井さんの影響が大きいですね.
いままではあんまし芸術と工学がリンクしなかったんですけど,
最近は工学の面白さのひとつのコタエがそこにあると思います.
理屈どうこうより直感的な 「あ,面白い」 ですね.
【2005/12/14 04:46】 URL | なおき #F54KmX5Y [ 編集]




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